人は人と関わって、助け合ってしか生きられない。
それはつまり、自分ができることは
もっとうまくできる人がいる、固有性を持っていると言える。
固有性は周り(同業者、同僚など)と比較で判断される。
あなたが自分の固有性を知っていようが居まいが、
周りの人間はそれをあなたよりより深く、すぐに把握する。
そして、より成果の出せる仕事を頼みにくる。それが会社というものだ。
だから、もし自分が、職場や業界における自分の固有性を
正しく把握できれば、周りが仕事を頼みに来るより早く、
自分ができる/したい仕事をアピールすることで
望むチャンスが手に入る可能性が高まる。
では、あなたの固有性を考える上でヒントになるテストをご紹介しよう。
かのマッキンゼーでも使われているテスト。
ワタシがやってみた。
(自覚している私の性質:ややネガ系表記)
・決められた手順を守れない。
・すぐやりたがる
向いている職業:
一対一でやるスポーツ、重い装置を扱う作業、自動車レーサー、大工などにやりがいを感じ満足感を覚える。突然、意表を突いたユーモアをいったり、柄にもなく任せてくれという態度をとったり、
壊れたものを不意に直したくなり、他の人を困惑させる。
手先が器用で、すぐに目に見える形で成果があがると満足感を覚える。
観察力が優れている。
気になることがあると、手順を踏んだり手引書を読まなければ
とは思わずに、すぐに取りかかってしまう。
だから仕事好きで結果がうまくいくと、やり遂げた満足感が大きい。
やっている最中に、手引書を読まなければならなくなると、直接関連のある個所だけを読む。
時間や労力を無駄に使わないことが極めて重要な問題なのだ。割り当てられた仕事がつまらない、退屈、実際的ではないと思うと、その仕事より自分の関心事を優先させる。
自分のやりたいことに熱中するあまり、ほかのやるべきことを−無視したり忘れるわけではないが−二の次にしてしまう。
気が乗ると、非常に正確かつ厳密に仕事をするので、ほかの人を驚かせたり、うらやましがらせたりする。
仕事のためとあれば危険もかえりみない。
向いている職業:
マーケティング関係の仕事・警察官や探偵(人と物に関心を注ぐ現実主義者!)・管理職や行政職・会計監査人・小売店の店員●典型的なモットーは「まずやってみよ、手引書を読むのは最後でよい」である。
「いまの瞬間」のために生きている。手引書を読むのは「いまの瞬間」を遅らさせるだけなので、時間の無駄。
現実と無関係な理屈には我慢のならない究極の現実主義者である。もっぱら人と物に関心を注ぎ(E型)、五感で実感できるものを頼りに情報を集め(S型)、
その情報を客観的に分析して検討し(T型)、同時に新しい選択肢を進んで柔軟に受け入れることができる(P型)。この四つの性向があいまって、どんな状況にもすばやく、的確に、客観的に、行動に表して対応できる。
何もしないでいるよりは、何かしているほうがよい。その行動の結果が出るのは翌日回しでよいとする。今すぐやって、つけは後で払う。
他人から「落ち着きがない」とか「異常に活動的」といった不評を買う。
エネルギーを注いだらその見返りを求める。価値がないと思ったら次のことを始める。座持ちがよく社交的なので、よく座の中心にいる。当意即妙の受け答えにたけ冗談がうまく一緒にいると楽しい。
厄介な仕事に取り組んでやり遂げる力、どんなことでも少なくとも一度はやってみようとする。
怖いもの知らずのところ、そして旺盛な競争心があるので、問題の解決役になり、面白い課題に取り組む時には頼りになる。仕事をルールに則らず、決まった仕事になると興味を失い飽きて環境を変えたくなる。
付きまとうジレンマは、決まった手順やノルマをよく忘れることだ。
そのため目上の人ともめる。ESTP型はただ権威を気に留めないだけなのだ。仕事や問題を前にすると、決まった手順をまずチェックせずに、
やり遂げる方法がないかと考え、とにかくやり始めてしまう。
本人は良いことをしているつもりなのだが、他の人たちからはそうは受け止められず、
結局は「トラブル・メーカー」と言われる。
悪気のないESTP型はヒーローになれず、失敗に終わる。ただ幸いなことに、失敗してもESTP型はあまり自分を責めたりせず、別のことに目を向ける。
生活スタイルは落ち着きがない。いつもやりかけのことがあり、
その上にまだやることがあって、時間が足りない。しかもそういう状況を楽しんでいる。自分が中心でないと気がすまないし理屈やくどい説明をもどかしがるので、ほかのタイプの人はいらだたしく思える。