株式投資記録

http://d.hatena.ne.jp/show_t/20170219 努力する人間になってはいけない。このブログでノウハウを集約、整理し、習慣化。それ即ち大儲けも習慣化! いつも心にセリクラを!!!   2018最終日 NK20014 TPX1494

配当性向とROEについてかみくだいてみた:6358酒井重工業について

(計算し直しました。22.1.4更新)

 

酒井重工業の前提

2021年5月13日にリリースされたIRで、年間配当80円と発表されました。

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https://www.sakainet.co.jp/news/item/20210513gyouseki.pdf

しかし、6月2日には配当額1.5倍の120円にすることが発表されました。

株価は急騰し、8%高に。過疎株のせいか、その後連日上昇。

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https://www.sakainet.co.jp/news/item/20210602haitouyosou.pdf

 

実は、このIRの「株主還元方針」のところには、条件付けがなされています。

それがROEに応じて(つまり利益額に応じて)、配当性向を変えるというものです。

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https://www.sakainet.co.jp/news/item/20210602keieihoushinoshirase.pdf


表中のDOEとは、株主資本配当率のことで、これは「配当性向×自己資本利益率(ROE)×100 (%) )」であらわされます。

つまり、DOE3%を書き直すと、配当性向=3 ÷ ROE (%)。

すなわち、ROEが3%のとき→配当性向は100%、4%のとき75%、5%のとき60%、6%のとき50%となります。つまり、上記の表からいえることは以下の通り。

 

3 ÷ ROE (%)で配当性向を決める (ただし、配当性向の範囲は50~100%)

 

◆表から配当政策を予想

ROEの計算には平均資本と当期純利益が必要ですが、ここでは簡易的に当社発表の数値から計算します。当社の予想営業利益とROEの関係から計算すると、

ROE3%のラインは、営業利益で11億円。これが配当性向100%のラインです。

 

◆今後はどうなるか?

今年の予想は、営業利益9億円(予想)、純利益5.2億円(予想)です。この予想では配当性向100%なので1株配当は約120円ですね。

しかし、21年2Qまでの当社業績は好調。トラブルがなければ2019年度並の数字が出ても不思議ではありません。そこでその水準で予想しました。

ずばり、営業利益13億円、純利益8.5億円は十分あり得ます。

このとき、配当性向は11/13=85%。

85%*8.5億÷436万(総株式数)≒166円となり、配当利回りは6%前後となります((( ;゚Д゚)))ブルブル.

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発行済み株式数

今年の市場の配当水準からすれば激高ってわけではないですが。。でもいいですよね!