*[書評]「問題解決プロフェッショナル」斎藤嘉則
■目的
・仕事のコンテンツ作りに役立てる
・事業部を俯瞰的に見る思考技術を高める
■ 評価
理解度:2点/10点
→なんとなくはわかったが、この世界は、まだまだ幅広くありそうなので。
満足度(目的達成度)7点/10点
→とはいえ、理解がより深まった。昔の自分より成長感があるということで。
■今回立てた問いとポイント
・ゼロベース思考を習得するためのポイントは何か?
→顧客の立場になって考えること。
(技術/資本/周囲の消費者などの切り口から、何を求めているのかを考える)
・仮説思考の3つのポイントとは?
1.「アクションに結びつく」仮説を常に持つ
2.ベストよりベター
3.結論を先に述べ、その後で理由を述べる。
(この習慣づけができているか。)
・今の私にとって、これらのポイントがヒットしたのはなぜか?
→会社での会議の際に、回りから軽んじられることが多いと感じた。
その原因はポイントを外して発言していたことと考えた。
もちろん「何を言うより誰が言うか」の部分もあるだろうが、
要因はそれだけではなかろう。私ができることも沢山あるはず。
というわけで、ポイントはなぜ外れるのだろうか?
どうやったら上手くなるだろうか?と考えていた最中だった。
改めて、本書を読んで気づかされのは、
「狭い、自分の完璧主義」である。
この思考枠を外そうとし続けないかぎり、意味はないと思った。
特に「ベストよりベター」の考えは実行力を上げる際に凄く重要。
ここで途惑うあたり、私はまだビジネス慣れしていないな、と実感している。
人間の認識上で、この問題を解決する際は、
二つの制約条件を前提として持っておくと合点がいきやすい。
・価値観
・時間制限
・現時点で、私のアクションにつながる結論は何か?
3つのポイントを忘れず問題解決に当たることを基礎習慣とする。
それをクリアすることで、
自分独自の情報や調査(商社系のOBへの質問、受験戦略など)が、ようやく生きてくる。
(さらにそこをクリアすれば、今の狭い事業範囲からも抜けて、
よりやりたい方に進むことができる。
まずは周りからの信頼を得ることを先にやらなければいけない。
自分を確信すること)
■ヒットポイント その2
・MECE
→これは何らかの目的があって臨んだ時に、テーマを広く濃く
押えるために大事。(なぜ多くの使用者が
フレームワークを上手く使えないのか?も考えたい。
が、時間が足りないので、一旦の疑問として寝かせよう。)
■学んだことと、感じたこと
・仮説思考とゼロベース思考が無ければ、
meceとロジックツリーの技術は活きることが無い。
しかしまた、これらの技術がなければ
思考ノウハウも意味が無い。
→なぜ?
技術とは目的(最初の問い)が存在していることが前提で、強みを発揮しうる。
例えるならば、トンカチのようなものだ。
「家を建てる」という目的があることで、釘打ちに効果を発揮する。
一旦その「目的」を外して渡されても、
せいぜい人を殴ってダメージを強めるものか、振り回して遊ぶのか、ぐらいしかできない。
→なぜ?
思考は実行されなければ、結果につながらないからだ。
しかも、ただの思考では有効性を判断する前に
無限の打ち手の実験に時間を浪費しかねない(あるいは行動ができない。私の悪い癖のように。)
だからこそ、よりよく実行するために必要である、
「他の打ち手と徹底した比較」
「そこでつけた優先順位から最重要アクションを見抜くこと」(この段階では、意思決定が必要)、
このより実効性高くやる必要がある。
ただアクションにつながったり、闇雲に
結論と理由を結びつけても、確度の高い結論は出てこない。
■これらを合わせたものがソリューションシステム
・これは何か?
・これを行うメリットは何か?
■その他メモ
・師匠と仰ぐ研修講師Xさんが
この書籍から抜粋しつつ研修を作っていた。
→次に打合せに行った際、考える。
・この年になって、この内容ぐらいしか書けないあたりが
ホントまだまだだなと感じた。
なんか知らんけど、明るいのが私のいい所なので気にせず継続するのだ。
その成長力で、後進に希望を照らしていく。