*[書評]
「脳にいいこと」だけをやりなさい!マーシーシャイモフ、茂木健一郎
脳本を読んだ冊数は両手じゃ収まらないし自己啓発系はその10倍は読んだ。
しかし、まだアウトプットに転換し切れていない。
だからこそ、より体にしみこませるために、
十分な量を読んでクリティカルに取り上げるため、ここで紹介。
自戒と実益の意味を込めて。
■読書の目的
・自分が普段やっている習慣が、人生にどんな良い悪い影響を
与えているのか知る。
・そしてより科学的に「楽しみ方」を覚える自分を知る。
■評価
理解度:9点 /10点
→理解しやすい。てかハウツーはすぐ使える点がなんだかんだいいって強い。
満足度(目的達成度)9点 /10点
→幸せは「いま」しか感じられないし、貯められない、だからどうするか?という前提に
たっており、納得しやすい。目の前のハウツーから、長期に影響する習慣作りまで網羅している。
■オススメポイント・「夜十時の幸福行き列車」
「"サイエンス"誌によると『睡眠の質は、家計状態や夫婦関係よりも、
日々の幸福感に影響を与える』といいいます。」(p161)
これが本当だとしたら、幸せに生きるための手っ取り早い方法は、
わずかなカネを投資に向けたり、モテる本を沢山読むことではなく、
「早く寝ること」だということだ。
これは、確かに、とうなづくところもある。
僕は旅行が好きだが、大体旅行して起きた朝はHAPPYなことが多い。
それは一日の計画が立っていること以上に
新しいもの見た! → 体をよく使った → すぐ眠りたい → 22時以前に寝ちゃう
というサイクルが回っていることのほうが大きいなー、と思った。¥
・「良い食事法」
1.加工されていない新鮮なものを食べる
2.水分を多く取る
3.幸せを阻害する食べ物を避ける
・砂糖を控える ・・・刺激が強すぎて、習慣性も大きい。気だるくなる。
→糖分は果物から!
・炭水化物を減らす・・・精製された炭水化物は血糖値を急激に変化させる。
→玄米、雑穀
・カフェインを排除する・・・カフェインは脳内の化学物質の働きを妨害し、結果としてアドレナリンを増やす。
→緑茶
■その他
・「自分の欠点を受け入れられる人」はモテる。
→何度も聴く言葉だが、やはり、そう。
他人と話す際には、糖衣でくるみつつ、良いタイミングでアピールできればOK。
・「幸福感を生み出す一番の要素
「人生に意味を見出して、長いスパンの目的を持ち、それを楽しむ事。」
→なるほど。改めて気づき。
いま自分は大きな目的を持っているつもりだったが、
「長いスパン」の観点はすっかり抜け落ちていた。
確かに、人はいつまで生きられるか分からない。
だから早く動けという人も居るだろう。
それにより目標は早く達成すべく動くこともできる。(それは公言するタイプの目的であろう)
しかし、目標を発生させる「目的」は
いつまでも、そしてどれだけ大きくても持つことができる。
著者いわく
「人々を励まして最高の人生を送ってもらうことに意味を見出しています。(中略)
たとえば教師や音楽家、秘書や医師や園芸かだったとしても、同じ目的を持って生きていたと思います。」
つまり、目標は目的のためであれば何でもいいのだ。
そして、目的は達成感にもつながっていく。
私が目的のつもりで持っていたものは、
ただの目標だったのかもしれない。
正直「ためになったところ」だけを引用しようとすれば、
(↑この発想が既に完ぺき主義に陥っているww
昨日の「ベストよりベター」を思い出せ!!)
全ての文章を書き出してしまいそうなくらい、生活習慣を変えられそうな一冊。
ベストより、ベター。
では、一刻も早く寝よう。