「稼ぐ力」の育て方 秋山ゆかり
■目的
私は、いかにして稼ぐ力を身につけられるか。
タイトルはソフトだが、著者は元BCG
行間から「稼ぐ力」とは何を指し示すのかを感じ取る
■あなたに伝えたいこと
「就職活動に失敗した、そう感じた。」
・キャリア・シフトのムダに気をつける
急にキャリア転換を迫られた著者が手を出した
「マナー・スクール・資格」はことごとく失敗に終わる。
→スクールでは、ケースの解答については議論を尽くすものの、
それを人生でどう活かすか、仕事にどうつなげるかは見えてこない
■「稼ぐ力」を育てるキーとなる「考える」力。
そこで先輩に相談したところ、「君には考える力」が必要だ、と。
そのためには戦略部門に所属した方がいいんじゃないのか、ということも。
→著者はエンジニア畑(情報処理工学マスター)とう背景がある。
いちがいに「考える力」がすべてとは言わないが
(愛嬌や人間力が優先して成功する職種もあるし。
中小企業の社長のように。あとは粘り強さ、苦を苦とも思わないこととか。)
これは多くのビジネスパーソンに求められるものだろう。
(自分語り)
私の就職活動が失敗だったか、と言われればそんなことはないが、
就職前に1年働いたにも関わらず、想定より分かってなかった、ということが沢山(苦笑)
いまいる環境で学べることをとにかく学ぼう!職人的だけど!笑
そこでグチに葉仕儀がちな心に気づいて、正しい方向にしている。
・インプットについて
情報量が少なければ、よいアウトプットも、アイディアも出ない
→目安は年間800冊
→人と会うようにする
(会った時にビジネス的に面白い話を持っていけるかどうか、は一つのポイント)
■「答えは一つ」という考えに縛られない
・「売上」を分解する方程式を、5個考えてください。
(インプットだけでは、育たない)
→月間平均売上×12、利益+コスト、一人当たりの平均売上高×人数、
商品単価×販売数、客単価×顧客数(×リピート率)
・アウトプットしないと成長できない
→そのためには、
ロジカルシンキングがよいアウトプットをする思考技法です。
だからロジシンを鍛えて妥当解を導き出してアウトプットを鍛えましょう。
→浅いと感じた。なぜ?
例)アウトプットによる成長で重要なのは、
フィードバックの方が大事なのでは? →違うな。よくない仮説。
むむ。時間切れ。悔しい。
・プロになるためにはものすごい努力が必要だ。
たとえば…独立したらプロであるのは当たり前。
現状を変えるためには「考える力」を駆使して
いまの仕事の中からヒントを見つけ出す。
・部署をどうしていきたいか
・自分はその中でどのような役割を担うべきか
・日記をつけて自分フィードバック。講演と一緒だね。
・物事の優先順位を決める。
・周りを巻き込め(勝間和代)は、最近出ただけあってより効果的な施策が満載。
さらに理解を深めたい方は、そちらを読まれたし。
■私の独白をつらつらと
・夢と目標は違います
・エンプロイアビリティ(=雇用される能力)をつける
・大晦日と元日を目標設定と、自己投資の計画策定に宛てている。
・さらに4半期ごとに自分の能力を確認し、チェックも行っている。
→俺は、頭レベルでは分かっていても、マインドどころか
スキルセットレベルでこの基準をクリアしていないな、と感じた。
職場で実践しつつ、使える人脈の和を広げていかねば。・分析パターンの多さが重要。それが現実。一本調子ロジックの弱さを知れ。
・人とやる仕事、自分でやる仕事に分ける。
・70%主義。
・アウトプットと優先順位・自分の目的を達成できそうな目標には何があるか?
→一旦立ててしまって、後から入れ替える主義でよいね。・変わった自分を認めてもらうためのタイミングがある。
→さすが理系。
こうして抜き出してみると、
ソフトな装丁と軽いサブタイトルのわりに
内容は王道かつゴツイ。