「ダメな自分を救う本」石井裕之
自己啓発本の大家となった著者。
Amazonレビューでは他の著書に比べ評判がよいため、
読んでみようと思いました!
「ダメ」な自分・・・とまでは言わないけれど、
「もっとよりよくしたい」という思いは人間、常にあるわけで。
(だから、この手の本は売れ続けるわけですが…)
特に人間関係や、感情をコントロールするのって、
ちょっと手間じゃないですか?
一回うまく出来たとしても、次の瞬間にはすぐ忘れちゃうし。
また、自分がおおらかになっても、他の人はそうではないわけで。
というわけで自分を着実によくするために
何をしたらいいのか?って考えて読んでみました。
■この本のここだけは読んでおけ!オススメポイント。
「できない難しいこと」よりも「できる簡単なこと」を大切にしてください。
・潜在意識は「ないもの」を理解できない
→「あれができない」「これができない」に意識がいっても、
それを潜在意識は理解できない。だから、エネルギーが分散してしまい行動に結びつかない。
それよりは「今、この瞬間に何が出来るか?」を考え、それを行動に移すことが大事
・潜在意識は倍倍ゲームで成長する。だから、潜在意識の成長というのは
最初は小さい進歩に見えても、飽きずに続けることで結果をもたらす。
・自分にするべき質問は
「何ができない」ではなくて「何ならできるか?」。
→挨拶でも、情報誌を買うでも、何でもいい。
最初はトイレのスリッパを揃えることから始まって、
最後にはとんでもないところ(詳しくは本書で)ができるようになった人もいる。
キミはデカイか?
「心って、どこにありますか?」多くの人は、ここから間違っている。
身体の中に心があるのではない。心の中に身体があるのです。
怖いと感じる、不安に思う、何かにカッとなってしまう。その理由はたったひとつ。
キミの心が、キミの置かれた状況よりも小さくなってしまっているから。
困難は立ち向かうのではなく、包み込む。飲み込む。
今、自分が何か不安に思っていることを一つ出してください。
そのハードルをイメージしてください。
そして、ハードルを前に、自分の心を広げましょう。
広がった自分の心で、目の前のハードルを扱って上げましょう。
→心を広げることと、感情を伴った話し方は、まずすぐにやってみよう!
■ジカソレポイ※
・なりたい自分になるためのポケットを作る
→自分が目標達成したら、したいことを先にやってみよう。
・暗示反応性が高い人は、暗示がスグに聞きます。
しかし、暗示反応性が高いということは、要するに他人に影響されやすいということです。
結局、催眠術でエイッと自分を変えることなど出来ないのです。
・いやな思い出を思い出してしまう、という人は、その瞬間に目線を変えてみましょう。
思い出に伴う感情がうすれます。
・聞き上手になろうとすると、「質問攻め」に陥ることがある。
むしろ「聞かせ上手」を目指してください。
相手が「この人の話、聞いていて楽しいな」と思わせることが大事です。
そのために、あなたの「感情」が伴う経験談を入れてください。
相手はあなたがどう感じたかを聞くことで、
あなたの人となりが見えます。すると、相手の潜在意識は安心感を覚えるようになります。
※時間上、詳しくは紹介できないが、それでも紹介したくなっちゃうほどすばらしいポイント
■考える力を養うために、本書を読んで立てる仮説
・この手のハウツー本は、分析して仮説を立てる
アプローチは適さない気がする。
(たとえば、「もっとこうしたハウツーの方がよりよいのでは?
という仮説を立てるということ。なぜなら、自分の専門分野ではないわけだし。)
・本書を読む目的としては、何かしらの分野で人生をよりよくする。ということがある。
・なので、本にある方法論を使って私は●●というスキルを●●の分野で
実行していく、いついつまでに。という書き方がのほうが、
むりに仮説を立てるよりスマートな気がする。
・もしくは、自分の取り組む領域に対して、
新たな仮説が浮かびましたよ、その背景としては●●の分析があるからです。
という流れの方が自然ですね。