「思考・論理・分析」波頭亮
深い本、本質を突く本です。1回では処理しきれず思わずもう1回。
■目的
・私がいまの論理力・思考力から
より発言や資料作成で成果を出すために必要なポイントや構成を学ぶ。
・無意識に沸いてくる疑問を処理できる力を身につける
(ちょっとだけ、背景を書くと、まだまだ仕事でスポイルというか、力を発揮も伸ばすことも出来てないと感じる。それが能力不足なのか、それとも政治学なのか、と問いながら細かく原因を探りたい。それで自分の取るべき方針にも変更を加えられる。)
■なぜこの本から学べると感じたか?
・著者が名うてのコンサルタントであり、類書も多く執筆しているから。
・論理というテーマを学ぶにもパターン解法によらず、
かといって「記号論」みたいなアカデミズム(本書で言うところの「距離」の大きさ)
にもよっていない点が最適と感じた。
■ブレーキを外すポイント
論理というテーマで、私がハマっている誤解を解こう。
・正しく分かるとは、正しく「違い」を認識すること
正しい「識別」を行うということは”そのものらしさ”を
端的に表す”違い”を認識することなのである。(ex ヒグマがヒグマであると正しく識別されるためには、
チューリップや石炭との違いではなく、
バッファローや白熊やクロヒョウと比べて
どのような際立った違いがあるのかを認識しなければならない。
・思考とは、メッセージ(意味合い)を得るための行為である。
メッセージは問いに対する答えの形で探すことが出来る。
「あれは何か?」という問いであれば、「あれはヒグマだ」という答え。
「自分はどういう行動をとるべきか?」であれば、「逃げよう」「戦おう」という答え方が適切である。
すなわち、問いの立て方によって、得られるメッセージ(意味合い)は変わってくる。
■ポイントを活かす
〜ブログを毎日更新する上で「読書の質」を向上させる気づき〜
以上を踏まえて、読書の際に守るべきことを発見した。
それは
「正しく問わなければ、得られる思考成果の正確性は少なくなる」
(非効率性の増大を意味する)ということだ。
だから、本ブログの性質を踏まえると
今の私は、この本を読んで、どのような行動を取るべきか?
または
どのような方針、考え方、思考プロセスを身につけるべきか?
という問いを先に立てることが重要。(汎用的な分、応用が利く)
そして、個別の具体の問いに入ってこと
思考成果は、それがもたらされる条件が2つある。
・事象の識別が出来ていること
・事象間の関係性の把握が出来ていること
である。
※関係性には「独立」と「相関」の2つがある。「相関」には「単純相関」と「因果関係」に分けられる。
単純相関=身長と体重のように、共に関係はあるが、原因と結果の思考軸で見られないもの。
ざっくり言うと「あれ」と「それ」の関係を正しく理解するということ。
本ブログを例に取ってみよう。
「あれ」とは、今の私 (解決すべき課題、性格、認知パターン)
「それ」とは、書籍 (内容・著者の経験・本が書かれた背景)
だから、このブログを書く際は
「今の私」をなるだけブレイクダウンすること、
そして「書籍」は書かれた背景も含め読み取ること
の2つをより丁寧にやっていく。
すると、
「問いが正確になる」→
「私にとって正しい(実際には、最適な)意味合いが得られる」
「意見・行動が正しい方向へと修正されていく」
・本と私は、自発的に関係を作りださなければ、本来は関係しないものだ。
(つまり、読みたい!と思わないと読まない)
そこには、自らの意図が働いて本を手にしている、
という前提で私の中※になんらかの問いが存在している。(と見なせる)
それを言語化することは、意識がより明確になること。
私の意思として、習慣をつけていきたい。
(完璧に一発で与える必要はないですがw←気楽にw!)
(だから、セミナーでは目標をここもセミナーと同じですね)
※あるいは、行動は無意識のうちに行われるという前提に立てば
神の意図が存在する、とも考えられるw
・この問いの質を高めて、
現在の自分の思考力、文章表現力、テーマへのこだわりを加味して、
書評を書くとクオリティアップにつながります。
■現実には?
・どの程度の時間を使うのか
・時間に関係なく終わらせねばならないのか、を
思考者の自己判断の基に決めることになる。
→無理なく続けることが一番ですしね。
■ネクストアクション(for読書)
・競合他社の分析をする
・現状の仕事の分析をする、切り口を沢山出す。
その中からテーマに沿ったものを確実に選ぶ。
・「私の仕事」ということで、分析を行っていく。
・この本の「分析」の章を使って、分析する。