なぜ、あなたは基礎を押さえられないのか?
「無理なく続けられる年収10倍アップ勉強法」 by勝間和代
■目的
・典型的な現代的な自己啓発本と呼ばれる同書。
(その原因の半分は刺激的に付けられたタイトルにある 笑)
だが、逆にいえばこの本に書いてあるレベルが”実践”できているか、
いまの私ではまだまだと感じた。何が違うのか、一般的にどうすればいいか、私の場合はどこから明日から始められるか、考えて読む。(実践、仕事に戻らなければならない)
・箴言集として使う。
■この本のオススメポイント
(1)勉強のコツを知る
1.基礎を徹底的に学ぶ
2.先達から、勉強の仕方を徹底的に聞く
3.学ぶ対象の基本思想を理解する
4.学んだことを自分のことばでアウトプットしてみる
5.勉強をわくわく楽しむ
1.について
→著者は、会計士試験の対策として
「最初の6ヶ月は簿記」と決めて徹底的に学んだ。
これはスポーツと同じ。
野球がうまくなりたい人は、まず基礎体力・身体の柔軟性をつけること。
そのためには、ランニング・柔軟体操・心配機能の充実
それが十分でないうちは、スライディングやバントのような
細かいテクニックの練習をしても、目的は達せられない。
(なるほど、確かにそうかもしれない。目新しい発見ではないが、重要。)
では、なぜ人は効果的な方法と感じながら実践できないのか?
それは「飽きる」から。
新しい発見が無く刺激を感じられないから。
ということは、その飽き対策の仕組みづくりが大事。
(脱線。島田紳助の「笑いの教科書をつくる」発想と近いモノを感じる。
「現実にやる際に、毎回(インフラ的に)必ず関わるものの重要性を
見抜きそこに徹底して練習したこと。新助の場合は「テンポ」。
人付き合いで言えば、メールを出す早さ、パーソナリティの入れ方、
お願いの仕方が毎回関わるところだね。)
1.進歩の様子を計量できるようにしておく
・段々と級が上がっていくものに挑戦する、覚えた量を見えるようにする
2.今やっていることを将来のビジョンとつなげる
・自分が勉強していることは、将来のどこでつながるのかを理解し、常に心に留められる仕組みにする。
まずこの問いを考えることから始まる。
・あなたが勉強する分野の基礎は何ですか?例を出して具体的に話してください。
講師業 →話し方、リズム、服装、表情?
セミナー講師であれば、スキルの体系的理解(ロジックツリー)
プロジェクトマネジ →ロジカルシンキング?
2.について
→・独学は強制的に自分で思考せざるを得ない良い面があるが、効率が悪い面がある。
成果を短いスパンで求められる種類のものならば、なおさら。
・本は情報量が落ちる。人から聞く方が早い。
3.について
学ぼうとしているもの」にはすべて思想があります。
「この学校はこういう生徒を求めています」「わが社のミッションはこれです」
それを理解している人が受かるのと、同じ。
資格試験は、どういう人物を輩出するために作られている試験なのか、
どんな能力を測ろうとしているのか。
そこをまず押さえること。
→→
高学歴だったり、たいてい短期間でポイントを押さえて
合格できる人材は「基礎をおさえる」ことを辛抱強く実施できた人。
■学び----------
・自己系のセミナー作成では「受講生に何を持って帰ってもらいたいか」の目的の納得が浅かった。
だから、打ち合わせで美味く話すことが出来ていない買った。
(目的についてその場で理解しようとして、長々と話してしまうと、話の要点を見失う。というか相手の時間を奪ってしまう)
・(話が飛んでいることを自分で知ろう。自覚的になれば、前より言語運びがうまくなるかも知れない。)
→抽象化して意味が浮かばないときは、まず具体的に書き作れ。分からないまま抽象化するな。
(<コップ>の意味はコップ。<コップ>の定義はコップではない。)