なぜ、あなたの発言力は弱いのかー「思考・論理・分析」 by波頭亮
仕事をうまくすすめる会議、打合せでのとり回し、
そこで発言の力は極めて重要事項であることは疑いない。
会議の場で作られたあなたの印象が上役の印象に残り、
意見を求められたり、引き立てられるキッカケへとつながる。
歴史上でも、幕末、明治建国をはじめ、
会議においてのビジョンの共有、人に訴えかける話ができる人物ほど、名を残している。
彼らのような発言力はどこから生まれているのだろうか。
さらに最近の事情として見過せないのは、
情報があふれているにもかかわらず説得力が弱いということである。
昨今はインターでもイントラでも、情報インフラはことごとく整備され、若手社員といえども
重要情報にアクセスできるチャンスは広がっている。
その中では、単発の情報を持っているだけの人間は、重要性が薄くなる。
いわゆる。それ「だけ」を知っている人として、テレビに出る専門家の様な
−実際はそれよりはるかに役割の薄い存在なのだが−
存在として扱われるのみだ。
(私も尊敬する方との打合せで、自分の発言の浅さを感じ至らなさを強く感じた経験がある。)
本当に求められるのは、
状況を汲み取って全体を獲りまわすことができる人間なのだ。
では、そのような力を身につけるためには、どうすればよいのだろうか。
この問題を考える上で、発言力のある人の特長と
それを生み出すプロセスについて触れておきたい。
・意図、目的を汲み取っていること
・mtgのゴールを理解、あるいは客観性高く解釈できること
・自分の経験と関連付けて捉えられている
1)全体ゴールを深く理解し、その到達へ近づく小ゴールに分けられること
2)小ゴールを達成する材料を探す
3)今の状況に当てはめて、適切な表現をする。
4)以上の流れを短時間で取り回せる