株式投資記録

http://d.hatena.ne.jp/show_t/20170219 努力する人間になってはいけない。このブログでノウハウを集約、整理し、習慣化。それ即ち大儲けも習慣化! いつも心にセリクラを!!!   2018最終日 NK20014 TPX1494

勉強79 なぜ面接で目標を聞くのか論

勉強79 なぜ面接で目標を聞くのか論

個人の夢、目標について考えてみる。
将来の目標とは不確定なことで影響され、達成が確実視されづらいものである。
だから、目標や夢を語るというのはその実現を志しているのなら、
達成できなかったときに周りの人をがっかりさせないか、
あるいはそれを信じてもらえないがゆえに、自分自身のモチベーションを下げることになりはしないか、という不安が(心理主義的に)つきまとまってしまう。

こんなことを考えたのは、面接で夢を聞く人が多いというニュースを耳にするからだ。
面接ともなれば難しさは倍増する。その達成をする環境について、話し手より聞き手の経験の方が多いわけだ。当然、その環境下でできること、できないことは相手の方が明るい。高い目標とも成ればなおさらだ。

一種のこっけいさを感じるのは、10年後の夢を堂々と語って内定もらう人がいる一方、それがうまく語れず落ちる人が居ることだ(当然それ自体が主要因ではない。)そしてもらった方は10日後に内定辞退の連絡をする。ここは大きな矛盾を感じるよね。

やりたいこととか、決まっていない人の方が多いだろう。
なぜわざわざ面接官は夢を聞き出そうとするのか?

一つは感情的な理由かな。結局、将来のことが見えづらいというのは、被面接者だけでなく面接官が属する企業も同じこと。その中では、真理を求める態度ではなく一種のリーダーシップ的要素がどの程度あるかを求められるのだろう。リーダーシップについての論考を引用する。

ウソであれ、本当であれ、〈確信〉こそ「希望の原理」だというものです。ブレるということこそが、リーダーの条件にもっとも遠いものだというものです。会社の課長や部長でも、正しいことを言おうと意識する上司に限って、昨日と言うことが違ったりします。これではリーダーになれません。
リーダーの条件は、真理を参照することではなくて、確信を保持すること(ブレないこと)なのです。だからこそ、リーダーはいつでも孤独です。「ライフ・イズ・ビューティフル」の主人公はだからいつもおどけていました。それは彼が(子どもにウソを言い通そうと)確信する人として孤独だったからです。であるからこそ、彼は子どもに未来を開いたのです。
したがって、この主人公は死体をさらすことなく、死にました(死んだことになっています)。死においてすら彼は孤独だったわけです。リーダーは死ねない(死体すらさらせない)ほどに確信を保持しなくてはならないのです。
(芦田の毎日 「子供に携帯電話を持たせてはいけない」より)

でも、その辺も含めてうまくだましてくれる能力のある子が欲しいのかな。
この能力自体が、ビジネスという約束の原理が多く使われるもののときに役に立つ。
実績が少ない時期はそういう風に「なくても良く見せる」能力のお陰でPJができていくことの方がむしろ多い。(ベンチャー企業とはそういうものだ。)

だから、未来に対する約束を語っている。
自己分析などであらいだしたものを、今後どうしていきたいのか?
ここでは真理を捨てて、確信度を高めることでその人のリーダーシップが試される。

これは設立まもない企業が「未来を作り出す」ビジョンを語ることと同じ。実績のないうちは、己の未来を作り出す能力(もしくは自分が持っているスタイルを未来として普遍かさせること、googleのように)こそが人間を動かす原理なのである。




メモ。----------
どうなるか、ではなくその質問からその人の将来に対する意思を見ようとしている。
どうしていきたいのか。というのを伝えて欲しい。そこは対象の発想ではなく、自我の発想。つまり将来どのような行為をするのかという前提に基づいた質問である。