■哲学入門を解釈する
言語で物事を思考するときのルールとして学びます。
「発信というのは賢者に許された行為である」という話もありますし、
ここでは発信というよりは引用、そしてその解釈を主にして進めます。
つまり本当の意味で言う「発信」とは異なり、
純粋に概念を概念のままでとらえて文字化することを目指します。
そのアプローチが、私の思考力を高めることにつながるだろうという仮説です。
一方で、心理主義的に「営業」する、つまりこれはいい本だ!と信じて
かつその文章(=営業行為)自体も面白く書くようなアプローチ、これはこれでやります。
ただエントリーは分けます。分ける基準は明確ではありませんが、私のなかにあるとしか良いようがありません。
(この一文を書くことで、いままで営業と解釈がごちゃごちゃだったことがすっきり整理されます。
それにより確からしさが強くなり、安心できます。その結果、書くときの迷いも薄くなるでしょう。
また迷ったときもその記憶されている言葉に立ち戻ることで、リターンも早くなるでしょう。)
私の中にある基準は何だ。ということですが、
それは「自己のことは55になる今でも分かりません」という哲学者の言葉を引用して、
現時点では逃げて起きます。
概念は普遍的なものであるが、この普遍は同時に規定されてもいる。すなわち、この普遍はその規定の中にあって依然同一の全体であり、普遍的なものである。云いかえると、この普遍は事物のいろいろの規定を統一として自分の中にもっているような規定性である。
P210 第三課程 概念論
■普遍とは? →再現性があるもの。あまねく、つまりどこでも(空間的)に、いつでも(時間的)できることと見なす。
■規定とは? →これは「こういうものだ」と定めること。内的な規定と外的な規定がある。規定を認識することで、集中することができる。
■ロジックツリーのようなものをイメージである。概念というのは、その中に本質を含んでいる。
反証を考える。
Q.たとえば人体のように細胞一つ一つは役立たずだが、全体となることで初めて一致する、という
(合っているかわからないがブラフマン的な)考えはどう処理するのか。
A.身体性は、概念に関係ない。
身体性は言葉なんか使わなくても成立する。概念は普遍と規定がなければ、概念ではない。
本当に普遍で、本当の意味で「規定」されている時、その要素が入っているということなのだ。
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概念の契機は、普遍性(Allgemeinheit)、特殊性()、個別性()である。そして概念はそれらの統一である。
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■契機は、きっかけのこと。
ただのはじまりではなくて、その事物と関わりを持つ際の始まりとなること。
ここで言えば、概念を分かる際のはじまりとなるもの。
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普遍は肯定的で、自分自身に同等な無規定的統一であるが、しかもこういう(三契機の統一としての概念の)統一である。−特殊性は普遍の規定である。尤も特殊性は普遍の中に止揚されている。云いかえると、普遍は特殊性の中にあって依然普遍として留まっている。−−個別性は否定的統一である。云いかえると、個別性は自己規定の中において自分を総合している規定である。
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