思考・論理・分析
思考とは何か。
思考とは
「情報を突き合わせて"同じ"と"違う"の認識を集積し、意味合いを得ること。」である。
どういうことを言っているのか。
分かりづらい一文なので、まず前半部について考えよう。
「情報を突き合わせて"同じ"と"違う"の認識を集積」までだ。
ヒトが思考をする時は、
自分の脳内に持っている知識※と(外部から得た思考対象)情報の2要素が必要。
2つの要素を細分化することが思考。
突っ込んでいうと、
脳内で思考をするというのは、知識と情報を突き合わせて
どこが「同じ」部分なのか、どこが「違う」部分なのかを明らかにするメカニズムなのだ。
明らかにすることで、対象を「正しく分かろう」としている。
「正しく分かる」ということは得た情報を正しく認識するということである。
そのためには、「同じ」と「違う」を十分に分けつくすことが必要。
思考対象について、本当の意味で「分かった」というのは
細かく分けていった結果、「同じ」部分が出尽くして
他のどの事象とも「違う」要素が出たことに他ならない。
つまり「同じ」と「違う」を分けつくすことが、本当に「分かる」ことなのだ。
分けつくしたものの集積されたもの全てが「分かる」ために必要なのだ。
(普遍的に見た時に特に言える。
特殊なものは、すぐに分ければ分かることもある。例外は何にでもあるものだ)
だからこそ、分かるということは分けつくすこと。
分けつくすとは、対象の「同じ」と「違う」を
次の要素に留意して分けることを意味する。
1.ディメンジョンの統一
2.クライテリアの設定
(人と知識によって変わる。最初のとり方が重要)
3.MECE
※知識:単語の定義は、本書に準ずる。