戦うジャーナリスト日垣氏。
いくら文句を言おうが市井の我々は
マスコミの情報をもとに思考せざるを得ない。
その情報の作り方を知ろうと思ったが、
意外に勉強になったのは氏の取材に対する考え方。
さすが、この業界で年収数千万を稼ぐだけはある。
裸一貫どころかマイナス(3人子持ち無職)から
スタートしているわけだから、そっちのほうが学べそうだよね(笑)
■ウソには5種類ある
1。社交辞令としてのウソ。
2。皮肉
3。その場の雰囲気
4。何か、誰かを守るため
5。世論を誤らせる構造的なウソ
1〜3は人を幸せにすることもあるが、4、5は被害者を生む。
「ウソはいついかなるときも悪い」と
イノセントすぎることを考えずに
「何のためのウソか」を考えるとよいでしょう。
■謝罪に絶対必要な3つの要素
1。謝意を誠実に表明すること
2。失敗に至る経過を詳しくそのつど説明すること
3。償いをすること
1だけだと思っている組織は、誠意がないと思われ、トラブルは拡大していく。
裁判制度のない時代であろうが現代であろうが、
この3つをすべてクリアしなければ謝罪にはならない。
確かに、現実に仕事をしていく上で
「正直に相手とつきあうこと」「失敗をしないこと」は
言うまでもなく大事である。
が、それは「ウソにだまされない」(もしくは自分がウソをつかざるを得ない状況になる)「失敗をしない」現実とは別である。
だから、上記の現実的な対応策を知り
いざというときに備えておくのが「賢い社会人」だろう。
否定の存在を拒絶する、イノセントな人間であってはならない。