株式投資記録

http://d.hatena.ne.jp/show_t/20170219 努力する人間になってはいけない。このブログでノウハウを集約、整理し、習慣化。それ即ち大儲けも習慣化! いつも心にセリクラを!!!   2018最終日 NK20014 TPX1494

勉強118 読書3段階 論 その1

・社会人の実務は、効率と精度を追求する分業主義である
・一方で学校は部分ではなく<全体>を学ぶところ
・<全体>を通して経験主義から離れた<心>を学べる
・著者の<心>をつかむ上級の読書とは、本のモチーフとその解決場所が分かる読書
・<経験主義>は個別的にやった分だけうまくなるが<全体>は見えない
(普通の仕事は<個別>になりやすいが、<全体>を見て知的な目で顧客を見るディーラーもいる)
・<全体>を見ることは非効率な行為。効率主義の社会人には向かない
・専門を掘り下ると必ず周辺領域や異分野の勉強をしなければならない。それが専門を極める、全体を勉強することの本来の意味です。
・掘り下げた、内部に全体があると思える(同時に他者への関心を育てる)時代が学生時代の最大の特権。

(「芦田の毎日」要約 読書「上級」「中級」「初級」 )

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以下、私の解釈。
・前提を述べておく。以上の本の読み方は、すべての知識人がそのような読み方ができていることを意味しない。読み方指南の一つの形と捉えてもらいたい。それは、東大生でも(時にはドクターを出ていても!)カスな思考レベルを有する人がいることと同じ。純粋に世界を「分かる」方法として有効性を持つ。この読み方はコミュニケーションテクニック(レトリックなど)に依らない理解の仕方としては最上級かもしれない。少なくとも私が接してきた中では最上級だと信じる。(ここは心理主義
・個別の学問にハマればハマるほど「勉強なんてしなくても、大丈夫何じゃないか」と言う意見がある。中小企業ならそれでOKかもしれない。しかし、現代では勉強している人たち同士の競争がある。そこではドクターとまではいかないが、マスターでもいいので一定の勉強を経験した層が<人材>として求められる。なぜか、仮説を述べたい。専門性を極めることで、全体に対するものの見方が育てられるからだ。一つの専門性を極める為には、必ず異分野が関わってくることが分かる。
・たとえば心理学もそうだ。心理学をやりこもうとする場合、たとえば第1〜4勢力まで4つに分かれる。人間性中心心理学は第3勢力だが、それはまだ大きい。マズローをやるのか、エリスをやるのか。そこでゲシュタルトを選んだことにしようか。

・医者の勉強をしないと、文明社会では医者になれない。(確かに、医学では、知識面だけを見れば帰納法的(実証科学的)なものの積み上げを必要とする。が、それは<医者>ではない。せいぜい葉っぱをすりつぶして適当に与える人である。一回の治療で、患者に「なぜその処方をするのか」という十分な説明をできる訳がない。再現性を担保することもできない。(処方がはずれた時、薬が悪いのか、管理方法が問題があるのか、患者に問題があるのか、わからない。)ましてや、どんどん複雑化する現代医学の課題は解決できない。簡単な病気の治療を依頼された場合は、さっさと直す必要あるしね。アッぺとか。